安心R住宅

安心R住宅

いつもご購読ありがとうございます。

国内の住宅市場にしめる中古物件の割合は15%程度と言われています。

欧米諸国では、中古市場が整備されているため、家族の増減など生活の変化に合わせて住み替えする文化が定着しています。

日本は、新築住宅については優遇税制や給付金が充実しており、
中古となると価値が大幅に下落してしまうため、
住宅は「一生モノ」という考えが定着しています。

裏を返せば、
一代(20~30年くらい)住んだら古いから新しい住宅に建て替える
 →建替え前提だから長持ちさせるための手入れをあまりしない
 →取り壊しが多いと環境問題に
 →空き家問題にも・・
といったことから、国は中古住宅の流通に本腰で取り組み始めました。

国交省は、中古住宅に抱くマイナスイメージがあるから流通しないのだと考えました。
中古住宅のマイナスイメージって・・
「不安」、「汚い」、「わからない」です(^^;

このマイナスイメージを払拭するため、「安心R住宅」という制度により、条件に合致した中古住宅にお墨付きを与えることにしました。

「安心R住宅」の「R」とは 、
Reuse(再利用)
Reform (改正)
Renovation(更新)
だそうです。

マイナスイメージの解消のための条件は・・

1.インスペクション(建物検査)
2.リフォーム
3.建築時の書類、履歴、性能が分かる書類をそろえる

ざっとこんな感じです。

私としては、インスペクションって・・今まで現地調査ってしない場合もあったのね?!とちょっとオドロキでしたが、意外とそんなもんなんですね。

「安心R住宅」で、国のお墨付きの品質が確保されれば安心ですね。

まだこの4月にスタートしたばかりでちょっとした懸念もあるようです。

・品質確保のコストが上乗せされて、安さがウリの中古住宅なのに高くなってしまうのでは
・情報開示が「不明」でも基準を満たしてしまうらしいのはいかがなものか
・「安心R住宅」なのに銀行の融資が通らない可能性も
・「安心R住宅」は不動産屋を1社に限定する「専任媒介契約」なので、健全な競争ができなくなってしまうのでは

でもまぁ、購入する側としては「安心R住宅」がついている方が、なんとなく安心ですよね。
私も「安心R住宅」の基準を見ていて
なるほどこんなところに注意したらいいのか~
と勉強になりました。
中古住宅を検討する方にとっても、とても参考になると思います。

高度成長期のように右肩上がりに所得が増えることは考えにくいので、
新築住宅を持てた親世代の常識は通らなくなってきています。

そういったこともあってか、バブル後世代は中古(リサイクル品)に抵抗がないですよね。
これからは中古住宅市場も大きくなっていくのではないかな~と思うちょこ得でした。

=====================================
扶養前後のママの働き方から
教育・住宅・老後資金まで
ライフプランのお手伝いをいたします。

老後の漠然とした不安も
お気軽にお問い合わせ下さい。
士業など専門家と連携して
安心な老後をご提案いたします。

株式会社みそら/行政書士法人みそら
静岡県浜松市東区天龍川町536番地の2
Tel: 053-545-9172/9171
Fax: 053-545‐9176
Eメール info@misora.or.jp
ホームページ http://www.misora.or.jp/
=====================================


同じカテゴリー(マイホーム)の記事
ついのすみか
ついのすみか(2018-06-11 07:00)

上の画像に書かれている文字を入力して下さい
 
<ご注意>
書き込まれた内容は公開され、ブログの持ち主だけが削除できます。

写真一覧をみる

削除
安心R住宅
    コメント(0)