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「年末調整で思うこと」の中で書いた住宅ローンの返済負担率のことをもう少し。
返済負担率とは年収に占める年間返済額の割合のことです。
返済負担率の設定は金融機関ごとに異なりますが、たとえば「フラット35」の場合、
年収400万円未満の方は年収の30%
年収400万円以上の方は年収の35%
を上限にした年間返済額をもとに、借入できる金額が決められます。
例えば、年収500万円の場合の毎月返済額は・・
返済負担率20%の場合
500万円×20%÷12か月=83,333円
返済負担率30%の場合
500万円×30%÷12=125,000円
年収500万円を月収に直すと416,000円になります。
ここから、社会保険料や所得税・住民税等を差し引いた金額が手取りです。
ざっと月収の8割を手取りとすると・・332,800円。
返済負担率30%の場合、月手取り332,800円から住宅ローン125,000円返済するんですよ?!
住宅ローン差し引いた残りは207,800円です。
大丈夫ですか?生活できますか?
金融機関の返済負担率をもとに上限いっぱい借入することは可能ですが、おすすめしません。
統計では
注文住宅では20%
分譲住宅では18%
が返済負担率の統計値となっています。
この返済負担率の計算ですが、社会保険料や所得税・住民税を差し引く前の税込年収をもとに計算しているので、先ほどの計算のとおり税抜きの手取り額で考えると返済負担率はもっとシビアです。
また返済負担率の計算のもとになる年収には、金融機関により配偶者の年収も合算できる場合もあるので、これまた多く借入ができるように思えてしまいます。
逆に、オートローンやキャッシングなどの借入金は年収から差し引かれて計算されるので、借入できる金額は少なくなります。
年末調整で「返済負担率」がざっくり分かってしまい、いらぬ心配をしてしまうちょこ得でした。
住宅ローンで払う年間利息より住宅ローン控除の金額が多い場合、その利ざやで当初10年間得して、住宅ローン控除が終わったら繰り上げ返済する予定で多く借りてるかもしれないですし、真相は分かりません。
ただの余計なお節介かもしれません、ハイ。
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